花かげ歌词 陰陽座 - 揺籠の木 作詞:黒猫 制作 紅(くれない)ひとひら 風に揺られて落ちた 祝いの花か 死花花(しかばな)か 産着は帷子(かたびら) とうに野火手(のぼて)は落ちて 常世(とこよ)に生まれて 寂しかろ 梢(こずえ)に枝に 稚児(ややこ)は実る 渡る夜風に 揺られて睡(ねむ)る 母喰鳥(ははくいどり)が ひとつ唱(うた)えば夜更け 朝風吹くまで ねんねしな 此の枝を閨(ねや)に 青葉を包(くる)みに 母の腕(かいな)を 知らぬ儘(まま) 薄紅色の 頬に一滴(ひとしずく) 夜露は 魄(たま)を悼む涙 時告鳥(ときつげどり)が ひとつ唱(うた)えば夜明け 朝影(あさかげ)射すまで ねんねしな まだ戸は開(あ)かぬ 制作 おわり